COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2024/09/20 3Dスキャン

GOM Scan1の取り扱い:キャリブレーションについて

先回に引続き、3Dスキャナの活用または導入検討されている方向けにGOM Scan 1のご紹介をさせていただきます。

今回は「キャリブレーション」についての説明になります。
導入検討の参考になれば幸いです。

キャリブレーションとは
3DスキャナGOM Scan1が測定する値の正確性を、キャリブレーションプレート(標準器)と呼ばれる機器を用いて正しい値を測定できるように確認する作業の事になります。

3DスキャナGOM Scan1キャリブレーションの頻度
測定環境が変わった場合など下記項目に該当する場合は行う必要があります。
・測定環境温度が5℃程度変化した場合
・ポイントシール(参照点シール)の認識が悪い場合
・測定中に”キャリブレーションがずれている可能性が有ります”と言うメッセージが表示された場合

3DスキャナGOM Scan1キャリブレーションプレート
センサーレンズ専用のキャリブレーショプレートを使用します。
GOM Scan1は、センサーレンズが100サイズ、200サイズ、400サイズの3種類ありますので、それぞれ専用のキャリブレーションプレートを使用して行います。

3dscan12_1

それでは、操作を簡単にご紹介します。操作時間としては、約5分程度です。

3DスキャナGOM Scan1キャリブレーションを開始

3dscan12_2

①セットアップのアイコン をクリックします。
②キャリブレーションのアイコンをクリックします。
➂温度を入力します。

3dscan12_3

➃操作は、センサーカメラとキャリブレーションプレートを最適位置に合わせスナップを『クリック』して次に進めていきます。

3dscan12_4

キャリブレーション画面上のガイダンスに従い18工程(ポジション)を繰り返します。

3dscan12_5

⑤キャリブレーションが完了するとキャリブレーション結果が確認できます。
⑥結果をpdfにて保存する事もできます。

以上で、3DスキャンGOM Scan1のキャリブレーションは完了です。
※機器の仕様ソフトウェアのバージョンにより異なる可能性がありますので実際に操作される場合は、提供されているマニュアルをご確認ください。

次回もGOM Scan 1のお役立ち情報をご紹介します。

また、弊社ではものづくりのノウハウを活かした3Dスキャンサービス、アフターサポートも充実した3Dスキャナの販売も行っております。
ご用命の際は、ぜひ下記リンクよりご依頼ください。

GOM Scan1無料操作体験会の詳細はこちら

3Dスキャンサービスに関する詳細・ご依頼はこちら

モビテックへのお問い合わせはこちらから

製品設計、3Dスキャナ、3Dスキャナ販売、CAD販売、
CADカスタマイズ、NVに関するお問合せはこちら

CONTACT

contact

Copyright © 設計・評価・解析に至るまで総合的に手掛ける自動車開発専門のエンジニアリング企業 株式会社モビテック All Rights Reserved.