COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2024/11/29 3Dスキャン

GOM Scan 1:3D偏差カラーマップ

今回は、3D偏差カラーマップ(3D偏差マッピング)をご紹介いたします。
ZEISS INSPECT Optical 3Dソフト上にて、3DCADデータ(設計図)と3Dスキャンしたstlデータを重ね合わせて検査します。

3D偏差カラーマップは、部品の全体形状を色分けして表現されますので非常にわかりやすく検査する事ができます。

初めて3Dスキャナの活用または導入検討されている方の参考になれば幸いです。

1.CADデータをインポートします。

3dscan18_1

2.GOM Scan1にて3Dスキャン測定したstlデータをインポートします。

3dscan18_2

3.特徴形状がある様な部品の場合は、自動でベストフィット(位置合わせ)されます。
※データム基準がある場合は、その基準に位置合わせする事も出来ます。今回は、ベストフィットの状態でご紹介します。

3dscan18_3

4.ZEISS INSPECT Optical 3Dソフト画面上ツールバーの表面偏差(CAD)をクリックする事により簡単にカラーマップを表示させる事が出来ます。

3dscan18_4

また、右端のカラーバーを操作する事により確認したい測定レンジに変更します。
※偏差カラーマップ上で任意に偏差ラベルを表示させCADデータ表面との差分を数値としてみる事ができます。

3dscan18_5

5.その他にも3Dデータ上にて断面を切る事により部分的に確認する事も可能です。

3dscan18_6

最後に、ご紹介した3D偏差カラーマップは素早く全体の傾向を確認でき、問題点があればすぐに対策につなげる事ができます。
何より作業者のスキルに依存する事なく簡単に操作できます。

今回は、以上になります。
”もう少し詳しく聞きたい”、”試してみたい” などご要望等ありましたらお気軽にGOM Scan1体験会へエントリー下さい。

サンプルデータとしてstlデータを提供致しますので、是非エントリーの際は貴社製品をお持ち頂ければと思います。

次回もGOM Scan 1のお役立ち情報をご紹介します。

また、弊社ではものづくりのノウハウを活かした3Dスキャンサービス、アフターサポートも充実した3Dスキャナの販売も行っております。
ご用命の際は、ぜひ下記リンクよりご依頼ください。

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