COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2025/01/24 3Dスキャン

GOM Scan 1:センサーレンズの選択(違い)

先回は、GOM Scan1センサーレンズの種類に少し触れましたが、今回は測定範囲の異なるセンサーレンズの違いを簡単にご紹介します。
初めて3Dスキャナの活用または導入検討されている方の参考になれば幸いです。

3Dデータ化する際に再現したい形状の細かさやサイズによって使用するGOM Scan1のレンズを選択します。

GOM Scan1のセンサーレンズのサイズは、【100レンズ:100×65㎟】【200レンズ:200×125㎟】【400レンズ:400×250㎟】の3種類になります。 
一度に撮像できる範囲が100<200<400の順に大きくなります。

3dscan21_1

画素数は、600万画素で全て同じですが、測定範囲が異なる事により点間ピッチが異なります。
細かい部分の再現性は400<200<100の順に鮮明になります。

ハンドメイド(ハンドクラフト)された長さ約100mm程のハンドメイドルアーを題材に3Dスキャンしたstlデータの再現性をご紹介します。
3dscan21_2
3dscan21_3

GOM Scan1のセンサーレンズの違いからハンドメイドルアーの鰓や鱗のデータ取得状況の違いが出ている事がわかります。
細かくデータとして取得したい場合は、100レンズになります。
細部まで再現性が必要ない場合は、他のレンズでもデータ取得は可能です。

以上の事から、3Dデータ化する目的に応じてGOM Scan1のセンサーレンズを選択します。

最後に、測定範囲の小さいセンサーレンズはデータの再現性は高くても撮像できる範囲が狭いため、対象ワークによって3Dスキャンする撮像回数の増加とデータの貼り合わせ誤差が蓄積しますので注意が必要です。

また、工業製品などのデザインモデル(プロトタイプ品、クレイモデル)などのリバースエンジニアリングの活用にもご活用いただけます。
※今回ご紹介した3DスキャナGOM Scan1は、機器の仕様ソフトウェアのバージョンにより異なる場合がありますのでご了承下さい。

今回は以上になります。

弊社ではものづくりのノウハウを活かした3Dスキャンサービス、アフターサポートも充実した3Dスキャナの販売も行っております。
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