2024/11/15 3Dスキャン
今回は、3DスキャナGOM Scan 1の測定を簡単にご紹介します。
GOM Scan 1を制御するソフトはZEISS INSPECT Optical 3Dです。
ZEISS INSPECT Optical 3Dは、スキャンだけでなくstlデータ編集、偏差カラーマップ、寸法検査、幾何公差など様々な用途にご活用できます。
初めて3Dスキャナの活用または導入検討されている方の参考になれば幸いです。
【スキャン測定】
ZEISS INSPECT Optical 3Dメイン画面は、ワークスペースおよびツールバーで構成されています。
①ワークスペースは、ZEISS INSPECT Optical 3Dソフトウェアの機能に分割されています。
②ツールバーは、各ワークスペースに対応するアイコンで各機能の設定を行います。
➂測定は、新規プロジェクトをクリックして操作して行きます。
➃今回測定するワークは、表面4ショット、裏面4ショットの合計8ショットを回転テーブルを使用してスキャンを行いデータ上で合成します。
※GOM Scan 1カメラを固定して、回転テーブルを90°毎に回転させてスキャンします。
※測定するワークの形状が複雑(陰になる部分)な場合は、ショット数を増やしてスキャンします。
➄表面のスキャンになります。
⑥裏面のスキャンになります。
ワークを反転(移動)させて、裏面も4ショットスキャンします。
⑦データ合成を行います。
ツールバーの測定シリーズの変換をクリックする事により参照点シールを基準に自動で位置合わせが行われます。
⑧最後にポリゴン化を行い終了です。
※必要に応じて名前(保存するファイル名)を変更します。
⑨ポリゴン表面の拡大図になります。
GOM Scan 1は、均一にデータ取得する事ができるためリバースエンジニアリングに適しているかと思います。
今回は、以上になります。
もう少し詳しく聞きたいなど、ご要望等ありましたらお気軽にGOM Scan 1体験会へエントリー下さい。
次回は、ZEISS INSPECT Optical 3Dを使用した偏差カラーマップをご紹介します。
また、弊社ではものづくりのノウハウを活かした3Dスキャンサービス、アフターサポートも充実した3Dスキャナの販売も行っております。
ご用命の際は、ぜひ下記リンクよりご依頼ください。