COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2019/11/25 3Dスキャン・リバースエンジニアリング

ATOS5とアーム式スキャナの使い分け

弊社の3Dスキャナの使い分け場面を一部ご紹介させていただきます。

2タイプの3Dスキャナを所持しており、どちらも「高精度スキャナ」です。

MMDx100+MCAx35(ニコン製)
スキャン方式:CMMA(多関節+光切断方式)

minami_bokashi1

直径3.5mのエリアを一度に3Dスキャン可能です。
3.5m以上の場合はスキャナ本体を移動しながら計測します。
ワークに撮像時の参照点マーカーを貼らなくてよいので取回しが良いです。
持ち運びも簡単で、3Dスキャン時の作業スペースも省スペースです。
工場内のライン横など、すぐに設置でき、設置すればすぐに3Dスキャンできます。

移動できない金型計測など「出張で来てほしい」とのご用命も多く、主に出張計測で活用していますが、お客様が求められるワークの計測精度次第では次にご紹介するATOS5を活用しています。

scan_bike2

パイプ形状の裏側や下面、床から低い位置でのワークの裏側面など、撮像時の死角となるエリアへも回り込んで3Dスキャンができます。
CMMAは死角となるエリアへのアプローチがし易いです。

scan_bike3

ワークの反対面を3Dスキャンする際、スキャナ本体を移動する必要がありません。
上図のように、ワークを挟んでCMMAのアームを橋渡しにしての作業が可能です。
省スペースでの高精度計測が可能です。

ATOS5(GOM社製)
スキャン方式:パターン投影カメラ方式

minami_bokashi2

CMMAも高精度ですが、ATOS5は更に高精度な3Dスキャナです。
振動がない場所、風などでワークの揺れ/3Dスキャナの揺れが発生しない場所、温度が比較的一定の場所、3Dスキャン作業エリアの確保など、計測環境が整っている必要があります。
主に、受託計測で活用しています。
ワークを送付していただいて弊社内で計測します。

scan_bike4

自動車の床下面など、弊社には二柱リフトがあるので車をリフトアップして計測できます。
ATOS5は圧倒的な被写界深度を持っているので、奥まった部分まで良く撮れます。

scan_bike5

自動車の内装を3Dスキャンしています。
一度に撮像できるエリアも広く、撮れ高も多い特徴を持っています。

また、ATOS5のカメラのレンズを交換すれば、小さい部品も高精度に3Dスキャンが可能です。

scan_bike6

タッチプローブによる接触式でのX、Y、Zの座標計測も可能です。
何なりとご相談ください。

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