2020/05/29 3Dスキャン・リバースエンジニアリング
3Dスキャンをする際に、光沢品や半透明、黒色品等はスキャン出来ないことがあります。
スキャン出来る様に白色の粉を吹き付ける必要がありますが、我々がスキャンする物には大きい物が多く、市販の塗装ブースでは入り切らない為、自社で製作することにしました。
仕様としては、直径700mmの物が自由に回転出来るサイズとして、塗装スペースを1100×875×800に設定しました。
また、市販品よりも排気能力を上げ、フィルター通過流速で0.5m/sとし、塗装エリアの空気を約12秒で排気出来る能力として設計しました。
全体像は下図の様にし、コストダウンを目的として市販のアルミフレームをベースに設計しており、排気ダクトは自社の3Dプリンタにて製作する事としました。
塗装エリア下にはエアーコンプレッサも収容可能にしており、オリジナルで製作することで必要機能を盛り込むことが可能になりました。
弊社では3Dスキャンや3Dモデリングだけでなく、機械部品や機能ユニット、治具なども、設計から製作まで承っております。
市販品では満足出来ない方・オリジナルで製作してみたい方はお気軽にご相談頂ければと思います。
後日、今回の部品を組付け後に改めてご紹介いたします。
なお、弊社ではサイズ違いのオリジナル塗装ブースも取り扱っております。