2025/03/07 3Dスキャン
昨今の製造業における課題としては、材料の進化や製造能力の向上により高度な設計が可能になっている事や製品サイクル(プロダクトライフサイクル)の変化によって開発期間の短縮が求められています.
また、採用難などにより求める体制(組織)が整えられず在籍する関係者への負担が増加傾向にあるかと思います。
以上の事から、様々な工程の効率改善に3Dスキャナの活用を検討して頂ければ幸いです.
モノづくりの工程は、『市場調査』→『製品企画』→『製品デザイン』→『製品設計』→『製品試作・検査』→『製品生産』→『製品検査』→『製品輸送』→『保守』と言った流れの中で、様々な部門における課題解決に3Dスキャンデータが活用されています.
【主な用途】
■製品企画など開発部署では、現物があるが図面(2D、3Dデータ)が無いのでスキャンした3Dデータを関係部署と共有する
・競合製品調査解析のために他社品をベンチマーク
・手作り品を元に設計
・クレイモデル/モックアップから設計
・実機チューニング形状を設計に反映
・試作品の開発のため、他社品の改造(試作品の開発)
・相手品設計(搭載検討)
■試作部署など含む生産部署での製品検査(品質保証)を、3Dデータでトレーサビリティを構築
・3D CADデータまたは、マスターワーク3Dデータと現物のアンマッチで良否判定する
・製品の出来栄え形状解析(偏差カラーマップ及び測定)
・スキャンした3Dデータの断面解析
・CMM(ポイント=点測定)+3Dスキャナ(面全体の傾向測定)など検査対象物に応じて測定機器を使い分ける
・納品データとして、3D検査データを添付
・測定データを設計および生産部署へ反映(関係部署への測定結果をフィードバック)
・予知保全として、定期的な設備の位置関係や工具など治具金型を3Dスキャンしてデジタル化
今回は以上になります.
また、弊社ではものづくりのノウハウを活かした3Dスキャンサービス、アフターサポートも充実した3Dスキャナの販売も行っております.
ご用命の際は、ぜひ下記リンクよりご依頼ください.