2019/03/06 3Dスキャン・リバースエンジニアリング
先回、量産車両の床下をスキャンして部品の搭載設計検討に活用した事例をご紹介しました。
今回は搭載する空間をスキャンデータを活用して導き出した事例をご紹介します。
ドライブシャフトをスキャンしました。
ドライブシャフトは駆動部のディファレンシャルギアとタイヤを連結するもので、車を動かす上で重要な役割を持っています。
車の姿勢、タイヤの位置(サスペンションによる上下位置、ハンドル旋回時の回転位置)により、ドライブシャフト位置は常に変化します。
下図はスキャンしたデータを活用して、その位置を3Dデータ化したものです。
位置を割り出す為には、ただ単にスキャンするだけでは当然できません。
ここでは詳細を書く事はできませんが、スキャン時の工夫、車の構造の理解、整備メカニック経験値、設備が必要となってきます。
上図データからドライブシャフトの可動域(空間)を割り出し、その周辺に搭載する部品の設計検討に役立てるご提案を行いました。
どのようなデータが必要か?を常に考えながら、その後のお客様の使用目的にあったアウトプットをご提供します。
どのような事でもご相談いただければと思います。
福岡や周辺地域からのご依頼でも、弊社福岡オフィスで対応可能です。