2018/10/26 3Dスキャン・リバースエンジニアリング
リバースエンジニアリングの活用事例をご紹介します。
1/10モデルのミニカーを3Dスキャンして、Geomagic DesignXでリバース3Dモデルの作成、CATIA V5に取りこんで縮尺を1/1モデルに拡大して3Dデータ化しました。
通常は実物大のクレーモデルを1/1モデルで作成して、測定、3DCADデータ化するのですが、縮尺モデル(今回の場合はミニカーとしました)をスキャンして、データ上で1/1に縮尺変更する事で早期にCADデータ化できます。
ミニカーは実物から多少形状を誇張して表現していますが、例えば使用用途としてVR/AR/MRで使用する場合、有効だと考えています。
② Geomagic WrapのSTLデータをGeomagic DesignXでリバース3Dモデル作成
STLデータと比較しながら、リバース3Dデータを作成していきます。青色がSTLデータ、灰色が作成途中のリバース3Dデータです。
リバース3Dデータが完成しました。3Dデータの完成レベルも非常に高いです。
使用用途によっては1/1のクレーモデルが必要となってきますが、目的に合うように上手くリバースエンジニアリングを組合せた活用ができると、工数低減や早期着手ができます。