COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2019/07/08 リバースエンジニアリング

金型のデジタルデータ化

リバースエンジニアリングを活用したデータ保存についてご紹介します。

弊社には、年間のうち使用するかどうか分からないような面積の大きい金型があり、廃却してしまうと補給部品の供給ができなくなることからその金型を廃却できずに、工場内のスペースを占有しているという実状がありました。

とはいえ工場内のスペースは限られている為、金型を3Dデータ化しておく事で補給部品の供給対応ができるように対応する事としました。

ここで問題となるのは、金型は製品の成形性/脱型性など考慮して、職人が現場で金型を直接改良している為、元々の3Dデータとは部分的に異なっているという点でした。

そこで弊社は、現状の金型をリバースエンジニアリングによって、3Dデータ化してデータ保存する方法でこの問題を解決することにしました。

scan_kanagata1

金型をスキャン。
scan_kanagata2

スキャンして点群データをSTLデータに編集。
scan_kanagata3

STLデータを元にリバースエンジニアリングし、3Dデータ化。
そのデータを保存して管理します。
scan_kanagata4

リバースエンジニアリングにより作成した3DデータとスキャンしたSTLデータとの3D偏差(差分)をカラーマップで表示。
scan_kanagata6
作成したデータ精度を確認しています。
全体が緑色なので、非常に精度よくリバースエンジニアリングができている事が分かります。

上記事例は金型廃却の場合だけでなく、よくお客様からもお声がある「3Dデータに反映せずに現場では直接金型を改良する為、元々の3Dデータとは部分的に異なっている」という事例にも対応可能です。

この場合、改良した部位のみをスキャンして、元々の3Dデータに位置合せし、変更部位のみ3Dデータの修正を行う方法もあり、比較的早く対応が可能です。

その他にもリバースエンジニアリングにより、3Dデータから2D図面化して保存する方法もあります。

リバースエンジニアリングを活用することで、様々な場面でデータ化/データ保存を行い、管理することができます。

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