INTERVIEW
車の最新動向をつかみ、仕様を考える面白さ
ワイヤーハーネス(以下、W/H)は、車両に搭載される電気・電子部品同士をつなぎ、各部品へ電源や信号を届ける役割を担っています。私は入社以来、一貫してW/Hの回路設計に携わっています。
回路設計では、他部署から発行される接続情報や消費電流などが記載された仕様書をもとに、どの部品へどのように電源を供給するのか、どの太さの電線を使用するのかを検討しながらW/H図面を作成していきます。
図面作成だけでも半年ほどかかり、その後は試作車で発生した課題を反映しながら設計をブラッシュアップしていきます。1フェーズで約1年、プロジェクト全体では4〜5年をかけて一台の車両が完成します。
W/Hは車両全体に張り巡らされる部品だからこそ、関わる領域も非常に広くなります。単に図面を作るのではなく、クルマ全体を支えるインフラを設計している感覚に近いですね。
当社は完成車メーカーの開発現場で、構想段階から量産開始直前まで携われるため、自動車の最新動向や新しいシステムにいち早く携われるのも、この仕事ならではの魅力だと思います。
回路設計では、他部署から発行される接続情報や消費電流などが記載された仕様書をもとに、どの部品へどのように電源を供給するのか、どの太さの電線を使用するのかを検討しながらW/H図面を作成していきます。
図面作成だけでも半年ほどかかり、その後は試作車で発生した課題を反映しながら設計をブラッシュアップしていきます。1フェーズで約1年、プロジェクト全体では4〜5年をかけて一台の車両が完成します。
W/Hは車両全体に張り巡らされる部品だからこそ、関わる領域も非常に広くなります。単に図面を作るのではなく、クルマ全体を支えるインフラを設計している感覚に近いですね。
当社は完成車メーカーの開発現場で、構想段階から量産開始直前まで携われるため、自動車の最新動向や新しいシステムにいち早く携われるのも、この仕事ならではの魅力だと思います。
クルマ全体を見なければ、最適解は見つからない
W/H設計では、常に車両全体を見ながら判断していくことが求められます。
例えば開発車両が、右ハンドルか左ハンドルか、ハイブリッド車かEVかといった様々な要素よってW/Hの構成は大きく変わります。
また、構想設計を進めるにあたって、各システム担当者から「こういう機能を追加したい」といった要望を集約し、一車両分取りまとめます。システムを追加する場合、電気を分配しなければいけないので、W/Hの分岐を設定する必要があります。それに伴う影響なども考慮し、車両全体として成立する形へ落とし込んでいきます。
また、お客様が新車購入時にカタログで選択するオプション設定にもW/Hが深く関わっています。例えば、シートヒーターを選択すると別の機能もセットで付いてくることがありますが、その背景にはW/Hの構成が関係しています。W/Hの品番を無限に増やせるわけではないため、品番数や生産性、コストとのバランスを考慮しながら、どの品番を増やすべきか、どの品番を共通化できるのか、車両全体として最適な構成を考えていきます。
そうした検討の中でシステム、生産、レイアウトなど様々な部署との連携も欠かせません。それぞれの立場によって求めるものは異なりますが、それらを整理しながら車両全体として最適な仕様を導き出していくことも、この仕事の重要な役割です。
例えば開発車両が、右ハンドルか左ハンドルか、ハイブリッド車かEVかといった様々な要素よってW/Hの構成は大きく変わります。
また、構想設計を進めるにあたって、各システム担当者から「こういう機能を追加したい」といった要望を集約し、一車両分取りまとめます。システムを追加する場合、電気を分配しなければいけないので、W/Hの分岐を設定する必要があります。それに伴う影響なども考慮し、車両全体として成立する形へ落とし込んでいきます。
また、お客様が新車購入時にカタログで選択するオプション設定にもW/Hが深く関わっています。例えば、シートヒーターを選択すると別の機能もセットで付いてくることがありますが、その背景にはW/Hの構成が関係しています。W/Hの品番を無限に増やせるわけではないため、品番数や生産性、コストとのバランスを考慮しながら、どの品番を増やすべきか、どの品番を共通化できるのか、車両全体として最適な構成を考えていきます。
そうした検討の中でシステム、生産、レイアウトなど様々な部署との連携も欠かせません。それぞれの立場によって求めるものは異なりますが、それらを整理しながら車両全体として最適な仕様を導き出していくことも、この仕事の重要な役割です。
自らの提案がクルマづくりに繋がる達成感
私たちが扱う図面は、人が作るものなので、不整合が発生することもしばしば。自動車に搭載される数多くのシステム、それらのつながりを理解しながら不整合を解消し、すべての機能が正常に作動するよう設計していく必要があります。その過程で、必要な電流を供給できることはもちろん、配線要件や搭載スペース、コスト、生産性など、さまざまな条件を満たさなければなりません。一つの条件を満たせば終わりではなく、別の条件との整合性も取る必要があります。
まさにパズルのようにロジカルに考えながら、一つひとつ条件を整理し、最適解を導いていくのです。その分、すべての要件を満たした図面が完成した時の達成感は非常に大きいですね。
また、自動車業界では電子プラットフォームが数年ごとに更新されます。新しいプラットフォームが登場すれば、それに合わせてW/H側も設計を変えていかなければなりません。
まさにパズルのようにロジカルに考えながら、一つひとつ条件を整理し、最適解を導いていくのです。その分、すべての要件を満たした図面が完成した時の達成感は非常に大きいですね。
また、自動車業界では電子プラットフォームが数年ごとに更新されます。新しいプラットフォームが登場すれば、それに合わせてW/H側も設計を変えていかなければなりません。
最近では、新規車両かつ電子プラットフォームが刷新される車両の仕様設計を担当する機会がありました。構想段階から仕様を検討し、自身が提案した内容で完成車メーカーの合意を得て開発を進められたことは、特に手応えを感じた経験です。
単に決められた仕様に沿って設計するのではなく、自ら考えた提案が採用され、一台のクルマづくりにつながっていく。その実感を得られることは、この仕事ならではの大きなやりがいだと思います。
当社は長年この領域を担ってきた実績があるため、過去のプラットフォームとの違いを踏まえながら判断できることは、大きな強みと言えますね。
現在、発売車両の改変開発であれば、一車両分をまるごと当社だけで対応できる体制づくりを進めています。そのためには、一人ひとりが担当領域にとどまらず、車両全体を理解することが不可欠です。私はチームを牽引する立場として、将来を見据えたメンバー育成にも力を入れています。今後は体制をさらに強化し、W/H設計領域における当社の存在感をより高めていきたいですね。
単に決められた仕様に沿って設計するのではなく、自ら考えた提案が採用され、一台のクルマづくりにつながっていく。その実感を得られることは、この仕事ならではの大きなやりがいだと思います。
当社は長年この領域を担ってきた実績があるため、過去のプラットフォームとの違いを踏まえながら判断できることは、大きな強みと言えますね。
現在、発売車両の改変開発であれば、一車両分をまるごと当社だけで対応できる体制づくりを進めています。そのためには、一人ひとりが担当領域にとどまらず、車両全体を理解することが不可欠です。私はチームを牽引する立場として、将来を見据えたメンバー育成にも力を入れています。今後は体制をさらに強化し、W/H設計領域における当社の存在感をより高めていきたいですね。
DAILY SCHEDULE
とある1⽇のスケジュール
9:00
出社・メールチェック
愛知県豊田市にある常駐先へクルマ通勤。問合せや依頼メールを確認。
10:00
部内ミーティング
午前中はミーティングが多く、主にリモートで行っている。
12:00
昼食
13:00
検討依頼対応
各システムを担当する他部署からの検討依頼に対応。
15:00
設計作業
作図業務や仕様設計など、集中力が必要な業務はまとまった時間で。
18:00
退社
帰宅後はドラマを観たりゲームをしたりリラックス。
まだ小さな子どもとの触れ合いも仕事のモチベーションに。
OUR WORKS