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社員インタビュー
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経路設計

限られた空間の中で、最適な経路を描く

第1W/Hグループ/2011年入社

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INTERVIEW

限られた空間の中で、最適な経路を描く

私は入社以来、一貫してワイヤーハーネス(以下、W/H)設計、中でも経路設計を主に携わっています。経路設計とは、車内においてW/Hをどこに通し、どこで固定し、どのような保護部材を使用するかを決めていく仕事です。現在はPHEVやBEVに搭載される充電用高圧W/Hを担当し、経路設計に加えて回路設計にも携わっています。
W/Hは、電源や信号を届けるために部品同士をつなぐ役割を担っています。接続先のスタート地点とゴール地点は決まっていますが、その間には数多くの部品が存在するため、単純に最短距離でつなげば良いというものではありません。
特に私が担当する充電用高圧W/Hは、車両に使われるW/Hの中でも最も太い電線を扱います。一般的な電線のように自在に曲げられるものではないため、周辺部品との干渉やレイアウトを考慮しながら経路を決めていく必要があります。
そのためには、自分の担当領域だけでなく、周辺部品の設計要件を理解することも欠かせません。相手部品が何を重要視しているのか、どのような制約を持っているのかを理解した上で調整を進めていくため、自然と車両全体に関する知識も身についていきます。

単純に配線を通すだけではない、調整力と全体視点

経路設計では、車の部位ごとに使用する電線を変え、車の骨格に沿わせるように、曲げたり隙間をぬうように配置しますが、単純に配線を通せばよいというわけではありません。
一般的な低圧W/H(※画像内、黒色の配線)は車両全体に張り巡らされ、多くの部品をつなぐ役割を担っています。そのため、開発の最後の最後まで「少し経路を変更できないか」といった相談を受けることも少なくありません。

しかし、W/H側も経路を変更すれば電線が長くなり、重量やコストに影響します。また、固定方法や組付け性についても再検討が必要になるため、単純に経路を変更すれば解決するものではありません。
さらに、私が担当する高圧W/H(※画像内、オレンジ色の配線)は大電流を扱うため、電線自体が太く、自在に曲げることが困難です。そのため、周辺部品の担当者と調整を重ねながら解決策を探していく必要があります。
仕事をする上で私が大切にしているのは、自分の考えだけに固執しないことです。
まずは現状を正しく理解し、「ここを下回ると車として成立しない」という条件を見極める。最低限満たさなければいけない条件以上の範囲は自由度がありますので、試行錯誤を繰り返し、関係部署と議論を重ねながら最適解を導き出しています。

図面だけでは終わらない作業性も考慮した設計

高圧W/Hの設計では、安全性も非常に重要なテーマです。高圧W/Hは大きな電流を扱うため、常に漏電リスクを考慮しなければなりません。

例えば、車両は走行中に常に振動を受けています。その際、電線が金属部品と接触してしまうと被覆が傷つき、断線や漏電につながる可能性があります。だからこそ、どの経路を通すかだけでなく、どのように固定するのか、どのような保護材を使用するのかまで含めて設計していきます。

また、自動車開発では複数回にわたり試作車をつくるフェーズがあります。W/Hは人の手で組み付ける部品だからこそ、生産時の作業性も重要な設計要件の一つです。
図面上では成立していても、実際の車両で組み付けられなければ意味がありません。そのため、試作車が完成した際には、実物のW/Hを手に取りながら、想定した経路で問題なく組み付けられるか、作業者が無理なく取り付けられるかといった点まで確認していきます。

特に高圧W/Hは電線が太く、取り回しにも制約があります。図面上では問題なく見えていても、実際に組み付けてみると想定より作業しづらかったり、周辺部品との干渉が見つかったりすることもあります。
だからこそ、実物を確認しながら課題を洗い出し、その結果を次の設計へ反映していく。このサイクルを繰り返しながら、品質だけでなく生産性まで含めた作り込みを行っています。

仲間とともに成長し、より強いチームへ

現在は責任ある立場を任されるようになり、後輩育成も自分の大切な役割の一つになりました。設計という仕事は決して一人でできるものではありません。W/H設計も、多くの部品担当者との連携があって初めて成立します。
チームで知恵を出し合い、お互いを支え合いながら仕事を進めることが大切だからこそ、互いに感謝し合えるチームづくりを意識しています。

当社の企業理念には「ヒューマンクオリティの追求」という言葉があります。後輩の成長を支援するだけでなく、自分自身も成長し続けることを大切にしたいと思っています。立場が変わっても、一人のエンジニアとして技術力向上を目指し続けていきたいですね。

DAILY SCHEDULE

とある1⽇のスケジュール

9:00

出社・メールチェック

出社後は、メールやスケジュールを確認。

10:00

設計業務・打ち合わせ

高圧W/Hの設計業務。必要に応じて部品の形状確認も実施。

12:00

昼食

13:00

デザインレビュー・顧客対応

昼休憩明けは、後輩たちの課題検討状況を確認。その後デザインレビューで業務の進め方を指示。そのほか、顧客との定例会議も。

18:00

退社

業務が落ちついている日は定時退社。ワークライフバランスも大切にする。

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