2022/08/11 VR・XVL
先日東京ビッグサイトにて開催されたXR総合展(夏)に行って参りました。
XR総合展とは、XR(VR・ARなどの総称)技術に特化した今回で二回目の開催となる専門展で、製造・建設・不動産・医療・エンタメなど幅広い業界が出展されています。
XR総合展では、たくさんの企業が自社のXRサービスやハードウェアを展示しており、企業とのマッチングと共に、最新のXR技術をまとめて体験できる貴重な機会となっております。
今回は新たに5つのヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)、ARグラスを体験できました。
その中から、昨今のハイエンド機種でよく採用されているビデオパススルー方式のHMDを二つ紹介したいと思います。
ビデオパススルー方式とは、HMDの前面に搭載された高解像度カメラで撮影した映像と、CGデータをリアルタイムに合成しHMD内のディスプレイに表示する方式です。
つまり、VRとARを両方を組み合わせた技術と言え、まさにMR(Mixed Reality:複合現実)の世界を体験することができます。
また、ビデオパススルーにすることでARグラス特有の”視野角の狭さ”を気にすることなく使用でき、どんなに大きな物体でも違和感なく表示できます。
製品で言えばVarjo社製の「XR-3」、Canon社製の「MREAL X-1」、まだ流通してはいませんがLynx社製の「Lynx R-1」などが採用しています。
■Varjo XR-3 [MEIDEN社様展示ブースにて]
今回は「XR-3」をMEIDEN社さんで、「MREAL X-1」をCanon社さんのブースで体験させていただきました。
MEIDEN社さんでの体験内容としては、3DCGで作られた玉掛けクレーンの設備を、実際に使われているコントローラで操作するというもの。
体験してみると、CGでの中に自分の手と握ったコントローラが表示されているので、自分自身がその場に居るかの様に錯覚され、VR体験をよりリアリティのある体験に昇華していました。
こういった研修用コンテンツのリアリティが向上することで、質の高い研修がいつでもできる様になり、人材育成のコスト削減に期待ができそうです。
■Canon MREAL X-1 [Canon社様展示ブースにて]
「MREAL X-1」は被って使用する方法はもちろんのこと、スマートフォンの様に手に持って使用する方法など、場面に併せて体験方法を変えられることが特徴の製品です。
こちらも感覚的には「XR-3」と同じ様な感覚を体感できますが、何よりも業務での利用を考えると、HMD自体の重さが圧倒的に軽いことがかなりの強みになると感じました。
また手に持つ場合は、持ちやすい様にディスプレイ部分だけを取外して専用の器具を取り付けるのですが、この状態での体験が非常に体験し易かったです。
HMDは装着時のサポートや手順の説明に少し苦労することがありますが、こちらの場合では直感的に使うことができるのが素晴らしかったです。
どちらも体験してみないと驚きやそれぞれの良さがわからないと思います。
興味がある方は、チャンスがあれば是非体験してみてください。
今回体験できたビデオパススルー方式を活用することで、3Dデータ活用の幅が更に広がることを感じました。
実際に導入事例として、3D CADで作成したモデルをそのまま活用し、製造ラインにおける作業性を確認しているという話も聞くことができました。
今後もお客様の様々なニーズに対応していくために、3Dデータ活用の手段としてXR技術に注目していきたいと思います。
弊社では製造業におけるDX推進のお手伝いをさせていただいております。
3D CADの導入、3Dデータ活用の推進などにお困りでしたら、是非お話をお聞かせください。