2019/11/15 3Dスキャン・リバースエンジニアリング
弊社では「デジタルエンジニアリングサービス」として、主に4つのサービスを展開しております。
CADモデリング、CAD教育、CADカスタマイズ、3Dスキャン/リバースエンジニアリング サービスです。
自動車系分野以外にも様々な分野のお客様からお引合いをいただいておりますので、データを扱うプロとして使用するライセンスは様々であり、複数所有しております。
お客様のお使いのライセンスであったり、ご依頼いただく業務内容によって、ライセンスの使い分けを行っております。
特にリバースエンジニアリングにおいてはCADと違い、一つの業務に対して様々なライセンスを使用しなければ業務をクローズする事はできません。
◆リバースエンジニアリング
・Geomagic Wrap
3Dスキャン、ポリゴン編集(STLデータ化)、オートサーフェスが行えます。
ポリゴン編集においてその操作性が高く、出来上がるポリゴン品質も高いので非常に役立っています。
・Geomagic DesignX
3Dスキャン、ポリゴン編集(STLデータ化)、オートサーフェス、フルリバースが行えます。
フルリバースによるCADデータ化をする上で活用しています。
・SP SCAN
Geomagic DesignXで機能的に出来ない、もしくは苦手な部位がある時に役立っています。
特に、金型は現場で手加工修正する事が大半なので、元々の金型CADデータから一部の面が部分的に変わっている事が多いです。
現場で修正した面は不規則な面になっている事から、元々の金型CADデータへその手加工修正した部位のみを、STLデータと3D偏差を少なく、面折れ、面離れ、俯角がないように連続した面で繋げる必要があります。
部分リバースと弊社では呼んでいますが、そのリバース業務がある時に特に活躍しており、接続する面の連続性も高く、CAMのカッターパスも比較的通りやすいです。
・Geomagic Control ・Geomagic ControlX
3Dスキャン、ポリゴン編集(STLデータ化)、検査が行えます。
主に検査向けソフトで、CADデータとスキャンデータ、スキャンデータとスキャンデータなど、データ上で重ね合せて検査する時に活用しています。
・GOM Inspect Professional
3Dスキャン、ポリゴン編集(STLデータ化)、検査が行えます。
ATOS5で活用しています。
◆CAD
・CATIA V5
弊社では約40ライセンス所有しております。国内を見渡してもこれ程の数を所有しているサービス系企業はありません。
元々は、自動車系分野での製品設計、開発を請け負っている企業ですのでデータ作成は最も得意な領域です。
・SolidWorks
弊社では、SolidWorksに関する知識と能力を測定する指標として、SolidWorksが指定する認定試験を受験しております。
「CSWP(Certified SolidWorks Professional)」、「CSWA(Certified SolidWorks Associate)」の合格者が複数在籍しております。
その他にも、「PTC Creo」、「ICAD/SX」、「Autodesk Inventor」、「AutoCAD Mechanical」のCADを所有しています。
特に「PTC Creo」はPalasolid系なので、お客様が「NX」を使用されている際に、タイプの同じPalasolidとして出力できます。
リバースエンジニアリングライセンスを複数使用して、最終的にCADでアウトプットしたりするのですが、その過程において作成データ上に「バグ」が発生する事が稀にあります。
弊社ではヒーリングライセンスとして、「SP GATE」を最近導入しました。
これにより「バグ」がないデータのアウトプットが可能となり、更には、お客様からいただくデータに対しても「バグ」が少ない状態で受取りが可能となりました。
「バグ」はデータ上、どこに発生するのか予測できないので、今まではバグがあった場合、その部位のデータ修正工数が莫大になる事もありました。
しかし、「SP GATE」によりデータ品質が安定しました。
リバースエンジニアリングは、これらのライセンスを複数使用して、組み合わせてデータを作成していきます。
何なりとご相談ください。