2022/03/08 CADカスタマイズ
3D CADを利用していると、面倒な作業だなって思うことありませんか?
例えば、同じコマンドを何度も繰り返し実行しなければならなかったり、オプション設定を少しずつ変更して繰り返し行わなければならないなど、時間は大してかからないけど面倒に感じることがあると思います。
そこで、今回で3回目となる3D CADツール開発サービスの紹介は、これまでのツールのように大きな工数削減やCADスキルの補完というものではなく、ちょっとした面倒なことを解決するのにも3D CADツールが効果的であるという事例になります。
前回の【SOLIDWORKS編】についてはこちらから
部品の設計時、類似形状を参照して設計を行なうということは良くあると思います。
このような場合、参照する3Dデータと今回設計する部品の3Dデータを左右に表示しながら設計を行なうと思います。
左右の3Dデータをマウス操作にて回転・拡大・縮小する必要がありますが、左右の3Dデータをそれぞれ操作しなくてはならず、少し面倒ですよね。
特に、違いを示すための資料を作成する場合は、左右の3Dデータの表示状態を一致させるために、マウス操作で微調整するか、表示状態を保存できるCADのカメラ機能を使用する必要があり、どちらも面倒です。
このようなちょっとした面倒な作業を解決したのが、表示角度一致ツールです。
このツールは、片方の3Dデータを回転・拡大・縮小すると、他方の3Dデータも同様に回転・拡大・縮小し、リアルタイムで左右のデータを同じように動かすことができます。
左右のモデルの表示状態が常に一致する為、資料作成も簡単に行えるようになります。
大きな工数削減効果があるツールではありませんが、ちょっとした面倒な作業を無くし、快適にCADを利用できるようにすることでストレスなく作業に集中することができるのも3D CADツールの良いところです。
このようにちょっとした「こんなことが出来たらいいのにな」を3D CADツールで実現し、皆さんも快適にCADを利用できるようにしませんか?
弊社では、お客様のニーズに合わせてCATIA、SOLIDWORKSの3D CADツール開発により、お客様の業務効率化のサポートを行っております。
なお、今後はFUSION360にも対応予定です。お気軽にご相談ください。