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NV(振動・騒音)解析

2022/07/29 NV事業

伝達経路解析に関する事例紹介 ~What if解析とは①~

今回はWhat if 解析について紹介します。

What if 解析とは・・・
ここで紹介するWhat if 解析とは、以前紹介した伝達経路解析(TPA)をベースに「もし、部品の伝達関数(伝わりやすさ)を変えてみたら」や「もし、部品に入る伝達力を変えてみたら」など、仮説を立てて検証を行うことができる解析手法を指します。

以前、振動の伝達経路解析(TPA)の事例を紹介しましたが、実働時の振動が目標値を超えていた場合に各経路に対し、どれだけ伝達力や伝達関数を変更したら良いかを予測する手法を紹介します。
前回の記事:振動の伝達経路解析に関する事例紹介

NV24_1

上記モデルでは、起振源より発生した振動は、ターゲットに対しA、B、Cの3通りの経路より伝わります。
伝達経路解析(TPA)において、各経路の寄与度(振動)は下記式で求められます。

NV24_2

今回は上記モデルを例に、実働時のターゲットの振動が目標値を超えていた場合に、目標値を満足する為に伝達関数をどれだけ変更する必要があるか予測を行っていきます。
下記グラフ①は、実働時のターゲットの振動で、点線部で目標値を超えていることが確認できます。

NV24_3

実働時の振動結果から、伝達経路解析(TPA)を行い、A、B、Cのどの経路に寄与を持っているか確認しました。

下記カラーマップ②より経路Bからの寄与(振動)が影響していることが分かり、結果としてトータルでも寄与(振動)が大きく現れていることが確認できます。(点線部)
トータルとは、経路A、B、Cの寄与(振動)の合計を表しており、実働時のターゲットの振動と一致します。

NV24_4

伝達関数(上記グラフ③)を確認すると、経路Bの伝達関数にピーク性を持っており、この影響で振動が大きくなっていることが分かります。(点線部)

解析結果より、目標値を超えた要因が経路Bの伝達関数であることが分かったため、次回は、What if解析を用いて、経路Bの伝達関数を変更したときの検証事例の紹介をします。

「対策品を製作したいが、目標値がわからない」「仕様変更による影響を確認したい」「振動や騒音の要因調査を行いたい」などありましたらお気軽にご相談ください。

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