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OSAMU
TAKADA

髙田 修

電装技術部 第2W/Hグループ
2007年 中途入社

設計未経験からの挑戦

前職はカーディーラーで営業職をしていました。営業職にやりがいを感じていましたが、お客様に車やオプション装備の説明などをしていく中で、『何故このような仕様や構造になっているのか?』、『何故複数のオプション同士がセットでないと選択できないようになっているのか?』と疑問を抱くようになり、その思いが時間の経過と共に大きくなっていきました。20代中盤だったこともあり、自身の将来を考えた時に、モノを作る側の仕事に興味を抱き始めていたことと、やはり自動車が好きであったことから、自動車の開発設計職にチャレンジ出来ないかと考えるようになりました。

しかし、カーディーラーの営業職を通じて自動車に関する知識は多少ありましたが、設計の経験は全くなかったため、正直不安の方が大きかったことを覚えています。会社説明会などを通じて、モビテックであれば専門的な知識を学ぶことができる導入研修やフォローアップ講座など、教育体制が整っていることを知り、設計未経験の私でもエンジニアとして成長していくことができる環境があるのではないかと思い、入社を決意しました。

車両仕様に直接関わることができる仕事

現在は電装技術部第2W/Hグループのチームリーダーとしてワイヤーハーネス(以下W/H)の回路設計、特に仕様に関わる業務を担当しています。
仕様設計とは、自動車メーカーから発行される諸元・車両仕様書をもとに、車両のパッケージから成る仕様の組み合わせに対してW/Hの最適な品番数や部位構成を検討する仕事です。例えば、同じ車種でも、ハンドルの位置が右と左、排気量が2400ccと3000cc、前輪駆動と4WD、ハイブリッド車とガソリン車など異なる諸元・仕様が多く存在します。その他にもオプション設定で、カーナビ、エアバッグ、予防安全装備、バックモニター、キーレスエントリー、セキュリティ装置、電動スライドドア、電動シート、オートエアコン、フォグランプなど多くの装備品があります。
W/Hは車両に搭載される電気・電子部品全てに接続する必要がありますので、車両仕様全てのパターンごとにW/Hを対応させると、W/Hの品番数が何百・何千品番という膨大な数になり、W/H自体のコスト増加に繋がります。さらに、品番数が増えると、自動車メーカーで車両にW/Hを組み付ける時や、部品メーカーでW/H自体を製造する時の作業が複雑になり、工数増加や組み付けミスの原因に繋がります。
膨大なパターンがある中で、可能な限りW/Hの品番数を絞り込むことが出来るように、異なる仕様の電気・電子部品に対して同じ品番のW/Hで対応出来る方法を検討したり、自動車メーカーの製品企画部署に仕様組み合わせの制限を提案したり、経路設計者と協力して使い分けが出来るように検討するなどして、W/Hの最適化を行っていきます。

もちろん、ただ品番数を減らせば良いというわけではありません。例えば品番数を減らしすぎると、ユーザーのオプション選択に制約が多くなってしまいます。製品企画部署と各販売地域の営業部署と何度も打ち合わせを実施して、できるだけユーザーへの影響が少なくなるような車両仕様書を一緒に考えていきます。他にも品番数が少ないと、ひとつの品番でより多くの仕様に対応出来るように設計しないといけないため、多様なシステムの回路を入れておく必要があり、これもW/H自体のコスト増加に繋がります。多すぎても少なすぎても様々な影響が出てしまうため、最終的には生産工場や車両組み付けラインでの部品置き場に設定可能な範囲内で条件を満たすよう、最適なW/H品番数を考えます。このように車両やW/Hにおける様々な要件を把握し仕様設計を行っていきます。

仕様設計は自動車メーカーの製品企画部署と共に”車両仕様書を作り込んでいく仕事”と言えます。この仕事の一番のやりがいは、車両の仕様に直接関わることができるところです。W/Hの設計者として自動車メーカーに提案した内容が採用され、車両仕様に反映されていきます。転職のきっかけの一つでもある、自動車の仕様やオプション装備の組み合わせに関わる仕事ができているため、とてもやりがいがあります。自身が設計を担当した車両が街中を走っていたり、自動車のカタログに掲載されている仕様やオプション装備を見た時にはとても感慨深いものがあります。

個人を尊重してくれる社風

モビテックは教育制度が充実しているため、スキルアップを望む人はどんどん成長していける環境があります。私自身も設計は全くの未経験でしたが、フォローアップ講座などの教育制度を上手く活用していくことで、技術レベルの向上や専門知識を身に付けていくことができました。

その他にも、モビテックでは個人を尊重してもらい、自由に意見を言うことができる風土があります。個人を尊重してもらえる分、一人ひとりに求められる責任や役割は大きくなりますが、その分やりがいや達成感があります。

夢の実現に向けて一歩ずつ

W/Hの開発を担当する電装技術部の社員は、それぞれが出向先で様々なプロジェクトに携わっています。経路設計・回路設計・開発・部品設計などW/Hの量産開発に関わる業務を網羅しています。W/Hの開発に特化し専門性を有しているエンジニアリング企業はそこまで多くありません。将来的には、それらを一つにまとめることで、モビテックとしてW/Hの開発を一括で請け負っていくことができる環境を作っていくことが目標です。そうすることができれば、モビテックとしての経験値・ノウハウも増え、エンジニアリング企業として更に成長できると考えています。
信頼と実績を積み重ねていくことで開発業務の請負化実現に向けて尽力していきます。

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学んできた知識を活かせるフィールドへ

佐藤 祐介 電装技術部 第2W/Hグループ 2004年 新卒入社

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