COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2024/10/18 3Dスキャン

GOM Scan1の活用事例:燃料電池ゴーカート(FCC:Fuel Cell Cart )編

今回も先回に引続き、GOM Scan1の活用事例のご紹介になります。

今回3Dスキャンする目的は、水素燃料を使用して電気でモーターを駆動させるゴーカートのカウリング(フェアリグ)の製作です。

必要な部品をゴーカートに配置検討し搭載してありますが、コックピット周りのメーターを設置するブラケットは段ボールで工作した状態で、燃料タンクなど制御装置も剝き出しの状態です。

GOM Scan1で3Dスキャンして配置状態を3Dデータ化(stl)を行い、カウリングのデザインに活用します。

また、燃料電池ゴーカートの様な画角に収まらないワークサイズを測定するポイントも簡単にご紹介します。
初めて3Dスキャナの活用または導入検討されている方の参考になれば幸いです。

3dscan15_1

使用するレンズは、GOM Scan1_MV400です。
GOM Scan1カタログ値:測定範囲400×250㎟、点間ピッチは、0.129mm、画素数600万画素です。

3dscan15_2

stlデータ(ポリゴン)です。鮮明にデータ取得する事が出来ますので、リバースエンジニアリングに最適です。
※完成したカウリングのご紹介は、別の機会に改めてしたいと思います。

【GOM Scan1 3Dスキャンのポイント】
画角に収まらない大きさの3Dスキャンは、カートの中心からスキャンを開始して円を描く様に1回目にスキャンしたデータ上の参照点が3個~5個以上重なる様にカメラセンサーの位置を変えて2回目のスキャンを行い、繰り返します。

3dscan15_3
※この時のデータ合成は、参照点シールで自動的に位置合わせされます。
※ZEISS INSPECT Optical 3D(GOM Inspect)ソフトウェアは、スキャン毎に品質の悪いデータをアラートで知らせしてくれるので、安心してスキャンを進めていけます。

今回は、以上になります。
もう少し詳しく聞きたいなど、ご要望等ありましたらお気軽にGOM Scan1体験会へエントリー下さい。

次回もGOM Scan 1のお役立ち情報をご紹介します。

また、弊社ではものづくりのノウハウを活かした3Dスキャンサービス、アフターサポートも充実した3Dスキャナの販売も行っております。
ご用命の際は、ぜひ下記リンクよりご依頼ください。

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