COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2020/06/15 リバースエンジニアリング

3Dスキャン時の反射防止剤の必要性

今回は3Dスキャンの際、光沢、パールの入ったワークに対して反射防止剤塗布の必要性について少し詳しく説明します。

反射防止剤とは、撮像対象物の反射を抑える白い粉の事です。
黒いもの、光沢の強いもの、パールの入ったワークをそのまま撮像すると、上手く撮れなかったり、ノイズが出てしまう為、反射防止剤を塗布し撮像時の反射を抑えています。

今回、自動車のボディーカラーサンプルを使用して単色と光沢+パールの入ったグレー色で比較してみました。

< カラーサンプル >
monogray grayparl2_1
          単色                    光沢+パール

< STLデータ >
monogray_stl grayparl_stl

ステルスグレーは単色である為、STLデータもとても滑らかになりました。

一方、チタニウムグレーは光沢がありパールも入っている為、光が強く反射してしまい、ノイズの影響で撮像できず穴が開いたり、表面に凹凸が出来たりしました。
光沢が強い、パールが入っている等のワークには反射防止剤を塗布してノイズを抑える必要があります。

スキャン時のノイズの影響については、過去の記事をご参照ください。
「ノイズの影響」(2019.5.16掲載)

よくお客様から「反射防止剤は塗布しないでほしい」とご相談頂きますが、塗布せず撮像すると、上記の様にポリゴンが荒れてしまい、逆に質の悪いデータになってしまいます。
勿論、全てのワークに塗布する必要性はありませんが、ワークの色によって判断する必要があります。

弊社では、数種類の膜厚の反射防止剤を保有しています。
中には自前で製作した反射防止剤もあり、ワークによって使い分けています。
お客様のご希望に応じた対応が可能ですので、是非ご相談いただければと思います。

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