COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2021/09/01 リバースエンジニアリング

車1台をマルっと3Dスキャン

現在、社内で車両スキャン(車1台マルっと3Dスキャン)を実施中です。

お客様から「ベンチマーク目的」で車両企画、デザイン、設計段階であったりと、様々な開発フェーズのタイミングで「車撮って!」のご依頼があります。

昨年、計測室を拡張しましたので最大3台まで同時に入庫可能ですが、残念ながら今の所、満車状態で計測する事はほぼありません。
まだまだ余力があります、是非お声かけ下さい!。
コロナ禍が落ち着きましたら、タイミングと内容にもよりますが見学/立会いもウェルカムです!

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お客様との守秘義務の関係から写真や画像をお見せできないので、これまでPR活動がままならず、特定の完成車メーカー様、Tier1のメーカー様に限って車を3Dスキャンしていました。

特に制限を設けて業務対応していたわけではありませんが、結果的にそうなっていました。
計測室を満車にしたい!という思いから、PR用に車両を準備してコラム掲載を行っていますので少しご紹介させていただきます。

3Dscan_2

所有するスキャナは幾つかありますが、今回はアーム式スキャナを使おうと思います。
スキャナを設置後、当然1回では撮り切れないので、スキャナを移動しながらの3Dスキャンになります。

課題はその時の「3Dスキャンデータの貼り合せによる精度」です。
いかに貼り合せ誤差を少なく、精度よく、3Dスキャンしなければならないかを工夫しながら行います。

精度が悪いと、3Dスキャンデータの面品質が悪化したり、実際の車よりも大きく、長くできてしまいます。
この点は、手法の確立まで、何度も何度もトライアル+精度検証+振返り・・、かなり苦労しました。
早々、簡単には教えられません。

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内装はしっかりとマスキングを貼って対応します。
ガラス面のセラミックラインも取得していきます。

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アクセルペダルポイント、ブレーキペダルポイントの計測のための下準備です。

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ステアリングのテレスコ位置、シートポジションなどセッティングして、かなり本格的に計測しています。
ドアの開閉、バックドアの開閉など動く部分の軌跡測定も行っています。

弊社は元々、自動車の完成車メーカー様、Tier1メーカー様の扱う製品設計において、35年に渡り開発、設計、試験評価のご支援を行ってきた企業です。

3Dスキャンを扱う技術者も、元々は駆動設計、内装設計、W/H設計を長年経験してきた技術者ばかりですので、かなりの専門知識を有しています。
目的をしっかりとヒアリングして、お客様がどういったデータを欲するのか?を常に考えながら業務遂行しております。

マネキンを完成車メーカー様からお借りして、HP(ヒップポイント)やドアヒンジ中心、ステアリング中心など、かなりの数がある計測点を測定していきます。
マネキンは市販されており、定められた規格に則って製造されています。

マネキンをシートに乗せる乗せ方、手順もご依頼時の打合せ内容指示に則り対応していきます。
車両パッケージを決める企画、デザインのタイミングで重要になってきますね。

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完成した3Dスキャンデータ(STLデータ)です。

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ガラス面のキワのインパネラインもしっかりと3Dスキャンしています。

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ペダル、カーペット部分も再現できていますね。

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ここまでのSTLデータは必要ない事も当然ありますので、目的をしっかりとヒアリングさせて下さい。
是非、弊社の計測室を満車にして下さい!

その他3Dスキャンに関するご依頼についても何なりとご相談ください。

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