2021/11/01 3Dスキャン・リバースエンジニアリング
リバースエンジニアリングの手法として、オートサーフェスがあります。
その特徴として、
1.STLデータに対して比較的忠実にCADデータ化できます。CAD化までの工数( = 納期)は比較的早いですが、作成面がNURBUS曲面のため、うねりが出ます。
2.一つ一つの面がうろこ状になる為、その後に本データを使用して寸法定義したCAD修正を行う事が難しいです。
という2点の特徴があります。
使用用途として部品搭載設計検討用にCADデータ化、有機的で複雑な形状の金型用などに活用出来ます。
一見オートサーフェスと言うと、コマンド指示を一回出せば容易にサーフェスデータが作成出来るイメージがあるかもしれませんが、サーフェス化が上手くいかないこともあります。
①板厚が非常に薄い形状
プレス板金など板厚が非常に薄い形状では、サーフェス化出来ない事があります。
②凸形状
凸形状では、図の様な不完全な形状でサーフェス化されることがあります。
③穴形状
図の様な穴形状は、形状を再現出来ない事があります。
エラー形状は、手動で修正してお客様にデータを提供しています。
オートサーフェスは簡単にCADデータ化できるというメリットから、計測サービス系の企業様も対応している場合が多いです。
しかしながら、上記のようなエラー対応まで行っていないケースがあります。
このエラー対応は実は一定のスキルが必要なためです。
弊社ではエラー対応込みでサーフェス化できますのでご相談下さい。