COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2019/08/20 リバースエンジニアリング

工芸品のデジタルアーカイブ

工芸品を3Dスキャンしてリバースモデル化しました。

例えば貴重な工芸品や文化財は、劣化や損傷により、元の状態を維持し続けることが大変難しく適宜補修作業が必要になります。
しかし、その際に現物をスキャンしてデータ化し、リアルな形で保存しておくことで、将来補修する際の参考にしたり、後世に継承する事が可能となります。

いわゆる「デジタルアーカイブ」です。

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工芸品や文化財等をデータ化する場合に重要となる要素の一つに「再現度」があります。

3Dスキャンの場合、機械部品をスキャンする時と同じ設定値のままでは工芸品の細かい細工まではスキャンできないので、設定値を微細に変更してスキャン/ポリゴンデータ化する必要がありました。
またオートサーフェス化する際に使用するソフト側の設定値も変更することで、サーフェス面が工芸品の細かい細工部分に追従するようにしました。

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作成したサーフェスデータと物(= ポリゴンデータ)を重ね合わせ、3D偏差(差分)でカラーマップ確認します。
下図をご覧いただくとカラーマップは緑色で表示されているのが分かります。

今回の場合の目標公差は±0.1mmであった為、その範囲に入っていることを示しています。
これでサーフェスデータが物に対してほとんど差がなく作成されており、品質の高いデータであることが確認できました。

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他の工芸品も同様に3Dスキャンしました。

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今回は工芸品をスキャンし、リバースモデル化する事例をご紹介しました。

3Dスキャン対象物が貴重な工芸品や文化財の場合、持ち運びや輸送が困難な場合もあるかと思います。
その場合は、ご連絡いただければ出張測定も対応可能です。

また高性能の非接触スキャナを所有しており、対象物に触れることなくスキャン可能ですので、ぜひ工芸品や文化財等、この先も大切に保存したいものがございましたらご相談・お問い合わせください。

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