COLUMN

デジタルエンジニアリングコラム

2019/07/22 リバースエンジニアリング

品質検査における寸法測定

設計CADデータと現状のフレームの変形寸法を調べた事例です。
現状のフレームをスキャンし、設計CADデータに重ね合わせ差異を出すという流れで、現状のフレームの変形寸法を調べていきます。

話は2017年まで遡りますが、弊社のEVバイクプロジェクト~世界最速への道~において、バイク全体としては改良モデルでありながらフレームは2016年のものをそのまま使用することを前提に計画していました。

しかし、テスト走行やレースによって、フレーム製作当時よりも変形している事が考えられましたので、2016年レース実走後に変形寸法を3Dスキャナで測定しました。

黄色のデータ:設計CADデータ
青色のデータ:STLデータ(スキャンデータ)
STL_1

設計CADデータとSTLデータ(スキャンデータ)の差異を、3Dデータ上で断面図を作成し寸法値として確認しました。
「3D偏差をカラーマップで表示させ、変形部位を把握する」事もできるのですが、設計としては絶対的な寸法値を把握する必要があるのでこの手法で調査しました。
STL_2 STL_3
STL_4

設計が想定していた通り、変形量が少ない事/剛性が足りていた事を確かめる事ができました。
2016年当時の設計が狙い通りであった事が証明できた為、2017年改良モデルの設計CADデータへ結果を反映する事ができました。

今回のような大きな物を測定する場合、持ち運びができて精度も高いスキャナを使用します。
弊社のアーム式スキャナはプローブと併用できる利点もあるので、目的によってはプローブを使用して接触式で測定する事も可能です。
門型3次元測定機に乗せられないような大きな物や動かすことができない物は、現地へ出張して測定させていただく事も可能です。
STL_5

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