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2018/07/13 EVバイクプロジェクト

EVバイクプロジェクト~Vol.55 流体解析 3次元空間で空気の流れを読む~

皆さん、こんにちは。
評価Gの田井中です。

世界最高速を目指す上で、空力性能の向上というものは非常に重要なもの。
目に見えない空気の流れを可視化し、走行時における車体周りの空気の流れを疑似的に確認するのに、流体解析(CFD)を行います。

【図1.流速分布】
Vol.55流体解析1 Vol.55流体解析2

先日、「EV-02」の流体解析を行いましたので、その内容を紹介します。
解析条件は昨年と同様のボンネビル条件(350km/h相当)で実施しました。

低くシャープな形状の先代よりも若干塊感のある「EV-02」ですが、
その結果は・・・
先代の「EV-01」比で約12%の改善を達成!!

【図2.前面投影面積】
Vol.55流体解析3

正面から見ると「EV-02」はパッと見で先代よりも大きく見えます。しかし、それは全高が高くなったことによる視覚マジックで、実際にはボディサイドのインバーターを縦積みすることによって全幅を減少させた結果、前面投影面積としては先代とほぼ変わらないのです。
分かりやすく言えば、太った人を両サイドからギュッと押して縦に伸ばしたというような感じです。

さらに、空力性能改善の秘密はボディ形状にあります。
先代ではダクト等の形状がボディから突出していた為、そこが空気抵抗の原因となっていました。

【図3 .圧力分布】
Vol.55流体解析4  Vol.55流体解析5  

しかし、「EV-02」では先代で突出していた各部分をボディラインに沿うような形状にすることで、より乱れの無い空気の流れを実現。
その結果、先代を上回る空力性能の向上に繋がったのです。

【図4.流線】
Vol.55流体解析6  Vol.55流体解析7

カウル周りの空気の流れも良好!!
今年は昨年以上に期待が持てる状態になりましたので、レース本番が楽しみです。

この場をお借りしまして、今年も流体解析にご協力頂きました川重テクノロジー(株)様にお礼を申し上げます。

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