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モビテックブログ

2017/07/24 EVバイクプロジェクト

EVバイクプロジェクト~vol.42 EV-01Z完成 ~

皆さんこんにちは。
評価Gの田井中です。

今回は前回のvol.41で紹介致しました通り、6月の最終テストを無事に終え、外装の仕上げから搬送までをお伝えしたいと思います。

EVバイクプロジェクト~vol.42 EV-01Z完成 ~1

先ずは外装についての変更です。
昨年のボンネビルでの結果やその後のテスト等の結果を踏まえ、車両の操作性を向上させる為に、ライディングポジションの変更を致しました。具体的には、ステップ位置の前方への移動と、ニーグリップしやすいカウル形状への変更です。

昨年までの仕様ではバッテリ等の搭載上の制約から、市販車両の様にニーグリップがしやすいカウル形状にはなっておりませんでした。その為、膝で車両を保持する事が難しく、ウィーブや横風等で車両が揺られた際に車両を抑えるのが困難でした。また、車両に対し寝そべる形での乗車になる為、車両重心とライダー重心が近くなってしまい、この事も車両のコントロールが困難になる要因でした。

今年の仕様では内蔵物を限界まで小さくし、サイドカウルを粉末造形モデルと合成しながら追加工して、ポジションの変更を致しました。更に、膝部分の空力特性を向上させる為に、風切板をドライカーボンで製作し取付けています。ステップに関しては市販品を流用し、特殊なライディング姿勢の為、幅広い調整が出来る様に工夫し取付けています。

EVバイクプロジェクト~vol.42 EV-01Z完成 ~2

次に昨年の転倒で破損した、アッパーカウルとシートカウルの修理です。修理と塗装は(株)ジー・ゾーン様と(有)ラマニーズ様に行って頂きました。アッパーカウルは破損したものを修理して再塗装です。とてもひび割れていたとは思えない仕上がり、さすがプロです!
シートカウルは破損がひどいのと、「非常停止スイッチが分りにくい」と現地で指摘を受けていたので、型は流用しつつ、新たに作り直しました。非常停止スイッチの台座は粉末造形で製作し取付けました。

その他、ステッカーに新たに協力頂いた企業名の追加、車両名のEV-01A⇒EV-01Zへの変更、非常停止スイッチの指示を追加したコーションマーク等の追加を実施して完成です。カウル形状とステッカーのデザインはいつもお世話になっている未来輪業 黒川氏のデザインです。

EVバイクプロジェクト~vol.42 EV-01Z完成 ~3

最後にエントリー用に車両の重量と前後の重量バランスを計測します。
車両重量は、348.5kg
あれ、思った程軽くなってない…。
EV-01に対して、▲24.5kg(EV-01A:373kg)。
バッテリーの軽量化で50kgは軽くしたのですが、スイングアームやドライブシャフト、チェーンの追加により半分程の効果です。重量バランスは、前48:後52で、EV-01Aの前40:後60よりかなり良くなりました。

EVバイクプロジェクト~vol.42 EV-01Z完成 ~4

車両が完成し、毎年恒例の御祈祷を弊社テクニカルセンター(東刈谷)にて行いました。
今年はテクニカルセンターの氏神様である、野田八幡宮様に依頼しました。
当日はライダーの水谷さんにも出席頂き、チームメンバー全員でレース中の安全と必勝の祈願です。
御祈祷後は水谷さんに手伝って頂き、レギュレーションに定められたワイヤリングを行いました。

EVバイクプロジェクト~vol.42 EV-01Z完成 ~5

最後にアメリカに向けての輸出作業です。
毎年お世話になっている、株式会社上組様の倉庫でコンテナを組立して頂き、
車両やテント等の荷物を梱包致しました。

これで、EV-01Zとはしばしのお別れです。
あとは、レース本番を待つばかりです。
今年のBonneville Motorcycle Speed Trials 2017は、8/26~8/31の開催です。
また、現地より速報をお伝えしたいと思いますので、ご声援の程、宜しく御願い致します。

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