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モビテックブログ

2016/01/28 EVバイクプロジェクト

EVバイクプロジェクト~vol.23 飛騨エアパーク試走~

皆さん、こんにちは。
評価Gの芳原です。

今回は、12月9日に行われた飛騨エアパークでの試走についてお伝えしたいと思います。
11月4日に行われた、EVバイク動画撮影会にて、ライダーである水谷さんのインプレッションで、「直進安定性に不安がある。また、800mという短い距離に対して、最高速アタック仕様のEV-01では、ブレーキが不安。」とのコメントを頂きました。

EVバイク

そこで、今回の実車走行での着目点は、『走行安定性』と『車両変更点の確認』です。前回からの車両変更点は、「車体ディメンションの適正化」、「モータによる回生ブレーキの追加」となります。車体ディメンションの適正化では、フロントフォークの延長を行うことでキャスター角を増やし、ホイールベースの延長を行いました。加えて、リアの車高を下げる事で、低重心化と、重心を後軸に寄せる変更を行い、直進安定性を高めるセッティングにしました。
また、走行安定性において、ツインモータでは車両挙動が不安定であったのに対し、シングルモータでは安定した車両挙動であったことから、ツインモータとシングルモータの比較も行いました。

テスト走行当日は、天候にも恵まれ、霧はなく、風もほとんどない、真冬ではあったものの日中は暖かな気候となりました。走行前の車両チェックを終えて、無事にテスト走行が開始できました。順調に予定通りの走行メニューをこなし、テスト走行を終える度に、水谷さんのインプレッション確認、波形の確認を行い、再度、車両調整を行って、テスト走行を進めることができました。

車両変更点の確認では、車体ディメンションの適正化は、概ね予想通りの方向に改善されていました。回生ブレーキは、良好であった様に思います。ツインモータとシングルモータの比較では、車体ディメンションの適正化よりも大きな寄与度があり、シングルモータでは、車両の左右への振れもなく、蛇行も可能な状態でした。しかしながら、ツインモータでの走行安定性に関しては、改善傾向は見られるが、満足できるまでの結果には至っておらず、まだまだ試行錯誤が続きそうです。

前回の動画撮影会よりも、全体的な車両の挙動やドライバビリティーは向上しているとの印象を受けましたが、改善点は多くあり、設計、評価を繰り返し行い、改良を重ねなくてはならないと思います。今後は、ツインモータが及ぼす走行安定性への影響を解明し、徐々に走行距離を延ばしながら、最高速アタックに挑みます。数値で表せないフィーリングや、未知の領域も多くあり、戸惑うこともありますが、これからも世界最速を目指して、車両開発に取り組みたいと思います。

尚、今回使用させていただいている写真は、フォトグラファーの岩崎 寛様に撮影して頂いたものです。御協力、ありがとうございました。

↓その他の写真のリンク先です(マルマス・モーターサイクル ラウンジ様ご提供)
15年12月9日 飛騨エアパーク試走 画像一覧

(記)評価G 芳原

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