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2014/03/19 EVバイクプロジェクト

EVバイクプロジェクト ~vol.6 車体設計のお話~

搭載設計Gの奥出です。
 
今回はEV(電動)バイク活動について紹介します。
 
この活動では、毎年8月にアメリカのボンネビルで開催される地上最速を競うスピードトライアルのEVバイク部門で世界最速(400km/h目標!)記録を樹立すべくEVバイクの開発を進めています。
 
私の担当は車体(フレーム、足回り)の設計なので、その検討内容を簡単に紹介します。

まず、最初に行ったのは市販車のフレーム流用の検討です。
いきなりバイクを設計した事のない我々がフレームを一から設計するのは無謀と考え、
某メーカーのビッグバイクのフレームでの搭載検討(味見)を実施しました。
(フレーム現品をとある会社の御好意で借用することが出来、それを手作業で測定して3Dモデル化しました)

搭載でネックになるのはφ400mm以上のモータ、インバータ、そして大容量なバッテリを搭載するスペースです。
下の図は、3Dモデル化した市販車フレームで搭載検討を行った図です。
モータが思いのほか大きいことが分かりますね。
インバータも置いて、余ったスペースにバッテリを置く構想ですが、もうそんなスペースはとても確保出来そうにありません。
もちろん前後重量配分やバッテリの着脱性も考えなければならないので、
現実的には厳しそうです。
 
<市販車のフレームにモータとインバータを搭載した図>
  
EVバイク1 EVバイク2

そこで、我々は「フレームから作っちゃえ!」という熱い思いを貫く覚悟をしました。
フレームを作ると言っても、どこから手を付けるか。
まずは、市販車バイクのスペック(タイヤサイズ、キャスター角、ホイルベースなど)を調べるところからです。
そのほか実際にボンネビルに出場した方の車両を参考にして設計していきます。

完成品のイメージは鉄パイプのトラス構造になるでしょう。
もちろんフルカウルになるので、外観では見えなくなります。
 
最速を目指す車体設計のポイントは、なるべく低く、細く、長く、です。
そのためロケットのような形が合理的な形と言えますが、バイクらしさはちゃんと残しつつ、カッコいいマシンに仕上げていきたいです。
 
次回はもう少し具体的な絵が見せられるよう、今後もプロジェクトを進めていきます。

(記)搭載設計G 奥出

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