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NV(振動・騒音)解析

2022/07/15 NV事業

音の距離減衰について(実験検証)

前回は、点音源に対する距離減衰の計算式についてご紹介しました。
前回の記事:音の距離減衰について(理論式編)

今回は、自動車の助手席と後部座席で距離減衰量を測定し、計算値と比較した検証事例について紹介します。

<測定条件>
音源位置:ダッシュボード
測定位置A:助手席 ヘッドレスト右側耳位置
測定位置B:助手席後ろの席 ヘッドレスト右側耳位置
測定距離ra(音源-測定位置A):0.8[m]測定の条件を前回記事『音の距離減衰について(理論式編)』で述べた計算式に代入し、距離減衰量を計算していきます。
測定距離rb(音源-測定位置B):1.7[m]

NV23_1

測定の条件を前回記事『音の距離減衰について(理論式編)』で述べた計算式に代入し、距離減衰量を計算していきます。

NV23_2

計算上、減衰量は6.5[dB]となります。

<測定結果>

NV23_3

測定結果の差:A点-B点

NV23_4

上記測定結果より、実測での距離減衰量は6.1[dB(A)]であり、計算結果と近い数値になりました。

車内環境では、シートや窓ガラスなど、音を吸収・反射する要素が複数存在します。
それに対し、今回使用した計算式は、あくまで音のエネルギーが一律で四方に広がった場合の減衰量であるため、計算結果と測定結果に多少の差が発生したと考えております。

弊社では様々な環境での騒音の測定・解析を受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

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